JAPANESE CRAFT SPIRITS SANABURI

CONCEPT

男鹿発アップサイクルクラフトスピリッツ酒と酒粕が生む新たな循環。

早苗宴(さなぶり)は、田植えが終わった際に行われる慰労と豊作祈願の宴を指します。この宴では酒粕を蒸留した「さなぶり焼酎」が飲まれ、残った酒粕は農家さんが肥料として稲作に用いるなど昔から地域の中で資源循環が存在しました。

私たちはこの文化をアップデートし、酒と酒粕を中心とした循環経済圏を築いていきます。秋田県内だけでも年間400トン廃棄されている「酒粕」を活用したクラフトスピリッツ、ジン、食品、化粧品、さらには肥料の開発に挑戦します。

地域の絆を深め、自然との共生・恵みに感謝する風習から学び、未来へとつなげるこの循環経済の取り組みを「SANABURI構想」として、ここ男鹿から創り出していきます。

SANABURI蒸留所のフロー図
PRODUCT

SANABURIアルコールを原料に様々なボタニカルを浸漬蒸留した新ジャンルのスピリッツ

SANABURI Prototype_01

山椒スピリッツ

早苗饗蒸留所の記念すべき実験酒第一弾の商品、山椒スピリッツです。日常の食事シーンで一緒に楽しんでもらいたいとの想いから、柑橘を思わせる爽やかな香りと和山椒特有の青々しい香りが特徴の和歌山県有田川町のかんじゃ山椒園の山椒を選びました。和食や中華等、幅広い料理に合わせてお楽しみいただけます。飲み方は1:3のソーダ割りがおススメです。七味やわさびなどを少し入れるアレンジレシピもお楽しみください。

SANABURI Prototype_02

ジン

オーソドックスなドライジンを目指しつつ、随所に男鹿や稲とアガベの要素を散りばめました。まず、稲とアガベのクラフトサケ「花風」で使用されたホップを再活用しています。「花風」製造に当たってはホップを水に浸してできる「ホップ水」を使用していますが、アルコールで抽出される成分はまだホップに残っているため、それをアップサイクルしました。さらに、男鹿工房の塩の製造後に残るにがりを使用することで水の硬度を上げ、よりドライな味わいのジンに仕上げている他、味を引き締めるための要素として男鹿を拠点に活動するさとやまコーヒーのコーヒーも加えています。

SANABURI Prototype_03

カカオ八朔

二つの「皮」から生まれたスイーツのようなスピリッツ 9月の発売後、早々に完売したカカオ八朔スピリッツのbatch02。前回よりもよりカカオが本来持つフルーティーさを引き出しています。 カカオは焙煎の後、チョコレートに使用されるカカオニブと、チョコレートにはあまり使用されない「外皮」にあたるカカオハスクに分けられます。カカオハスクに雑味が含まれていますが、スピリッツではこの雑味などは大きな問題にはならないため、活用できると考え今回のスピリッツに使用しました。さらにジンでも使用した八旗農園の八朔の皮も使用し、二つの「皮」を活かしたスピリッツに仕上げました。二つの「皮」に加え、山椒を含めた三種のスパイスを加え、ショコラ・オランジェットをイメージした仕上がりになっています。甘味のあるトニックウォーターやジュースなどで割って飲んでいただくと美味しいです。

SANABURI Prototype_04

梅リキュール with 梅ボーイズ

和歌山県の「梅ボーイズ」の梅を使った早苗饗蒸留所初のリキュールです。46億円にも上る被害をもたらした、和歌山県の雹害により傷ついた梅を使用し、粕取り焼酎を再蒸留したスピリッツをブレンドした原酒で漬け込んだ梅リキュールです。さらにハマナスの花を漬け込んだハマナス酒を造り、ブレンドしています。梅とハマナスの香りを最大限に引き出すために、あえてかなり甘口に仕上げています。梅酒のように、ロックやソーダで飲んでいただくと梅とハマナスのリッチな香りを楽しめます。また、カクテルやウイスキーハイボールに加えれば華やかな香りと程よい甘さをプラスすることができます。どなたにもお勧めできる梅酒としてもリキュールとしても飲んでいただける一本です。 本商品は2025/11/15以降の発送となります。ご了承ください。

TEAM

プロジェクトメンバー

元公庫職員で、稲とアガベのCFOだったはずが、色々あって蒸留所の所長にもなってしまいました。本業は財務経理を初めとした経営管理と営業。頼もしい仲間たちの力を借りながら、会社がしっかりと運営できるよう注力します。ゆくゆくは蒸留家に入門したい。

好きなお酒:もちろん蒸留酒!…の中でも芋焼酎。これに早苗饗蒸留所の山椒スピリッツが最近仲間入りしました。

山梨大学ワイン科学特別コース及び同大学修士課程卒業。その後、京都の大手清酒メーカーでの蔵人を経て、早苗饗蒸留所に蒸留家として入社。自他ともに認める酒オタク。飲み方が綺麗なのが取柄。口から生まれたマシンガントーカー。変な経歴の変な男が作る、美味しくて変わったお酒を造れるように精進していきます。

好きなお酒:ネグローニ、コープス・リバイバーNo,3、グラスパンパンに焼酎が入ってくる店のホッピーセット(白)

男鹿市船川出身。前職は服を作っていました。出荷マネージャと言いつつ、蒸留補助から運搬まで行う何でも屋さんになりつつあります。酒造りを通じて男鹿の魅力を届けていきたいです。好きな音楽はR&B。好きな景色は夏の海。好きなご飯は「園」のカツカレー。

好きなお酒:クラブで飲むジャスハイ・海で飲むビール・みんなで飲むショット

クラフトサケ醸造所「稲とアガベ」での酒造りが本業ですが、このままでは街がなくなるので創業後三年半で8つの異なる事業を立ち上げてきました。最近流石に勇足が過ぎて疲れてきたのでちょうどいいバランスを模索中。早苗饗蒸留所では、お酒を飲んであれこれ言う人という役回りです。

好きなお酒:なんでも美味しく飲みます

食領域のなんでも屋さんです。 アイデアを生み出すこと、仲間集めが得意です。「困っている人を助けたい」が僕のモチベーション。「ワクワクドリブン」がモットー。SANABURIでは、ロス食材のレスキュー、調達、お酒のレシピなどを担当しています。

好きなお酒:ゲヴェルツを使った渋み強めでキレキレのナチュワイン

プロジェクトマネジメントでは、関わる全ての人が心地よく、スペシャリスト達がポテンシャルを存分に発揮できるように立ち回る役割をしています。

好きなお酒:一周回って、ソーヴィニヨン・ブラン

企業やブランドの課題にデザインで向き合うことで解決するデザインで株式会社の代表で、僧侶でもある。 広告会社でアートディレクターとして様々なクリエイティブを担う中で、デザインで解決できる課題に社会の中でもっと有機的に関りたいと思い起業。企業やプロダクトのブランディング、スタートアップの経営理念の可視化や事業成長をデザインでサポートをする実績多数。

好きなお酒:甲類のソーダ割り・日本酒

アイデアでなんとかする人です。社会の変化を捉えたクリエイティブ開発やアクション設計を得意とし、近年は「場所の文脈 × クリエイティビティ」でさまざまな地域課題の解決に挑戦中!男鹿ではスナック「シーガール」も運営しています。

好きなお酒:人生を変えてくれたワイン"Le Pergole Torte"

境界を超えて、世界を耕す"育て人" 〜つなぎ、包み、肩を組む。人と未来を編むPRの旅〜 生まれながらのPRマン。PRは、「人と人、地域と未来が心地よくつながる関係性を紡ぎ、新たな常識を育てていく営み」——そんな確信とともに、2020年6月にworgを創業。動物も植物も、そして人も、すべてが持つ“違い”や“感性”が交差することで、まだ見ぬ価値観が芽吹く。目に見える世界と、目には映らない思いの世界、その両方を行き来しながら、地域に根ざしたPRを全国各地で展開しています。目指すのは、子どもたちが大人になったときに、「日本って、最高に面白い!」と胸を張って言える未来。そのために、ひとりひとりの“らしさ”を引き出し、唯一無二のPRをつくっています。

好きなお酒:ワインも日本酒も蒸留酒も酒全般大好き!

1986年東京生まれ。建築設計、経営コンサルタント、不動産IoTスタートアップと様々な立場からまちづくりに関わる。2022年 株式会社NEWLOCAL創業。「地域からハッピーシナリオを共に」をミッションに日本各地で不動産開発を中心としたまちづくりを行い、人口減少社会における持続可能な地域モデルの実現を目指す。現在は長野県野沢温泉村・御代田町、秋田県男鹿町、京都府丹後地域、石川県小松市で展開中。半分は東京、半分は各地を飛び回る生活。蒸留所が入居する旧鉄工所全体のプロデュースを担当。

好きなお酒:DOBUROKUホップ

IT周りのことをメインに、なんでもやります。全体が効率よく回るようにテクノロジー面からサポートします。

好きなお酒:秋田の日本酒

COMPANY

会社情報

社名

株式会社SANABURI

所在地

秋田県男鹿市船川港船川字化世沢175-11

代表者

齋藤翔太

資本金

300万円

Email

info@sanaburi.co.jp

設立

2023年6月